川崎市上下水道局から浸水対策について説明を受けました。
一昨年の台風19号による浸水は、川崎市の各所に大きな被害を発生させました。
その後川崎市は浸水被害防止に向けて対応を重ね、昨日、当協会の会長・副会長が川崎市上下水道局から現状の浸水対策について下記の説明を受けました。
1.排水樋管ゲート(水門)の改良
排水樋管ゲートの開閉を電動化させるなどの改良。
2.観測機器の設置
河川水の逆流防止や内水排除の判断を行うための監視カメラ、流速・流向計、内・外水位計を設置。
3.遠方制御化
遠方からでもゲートを操作できるよう改良
4.停電時にもゲートの開閉を可能にするため蓄電池の設置
5.排水樋管ゲートの操作手順の見直し
ゲートを全開すれば内水は河川に逃がせますが河川の水が入ってくる恐れがあります。
逆にゲートを全閉すると河川の水は入ってきませんが内水を逃がすことができません。
ゲートの開閉の判断の難しいところだそうですが、そこに新たな手順を作成し対応を
図ったとのことでした。
6.活動体制の見直し
大規模災害時に対応できる延べ人員を60人から141人に増員
7.内水を河川に排除するための排水ポンプ車4台の導入
などの対策を講じてきたとのことでした。
また、排水樋管情報をいつでもウェブサイトから見られるようにしています。
このサイトからは河川の水位やゲートの開閉の状況などを誰でもいつでも見ることができます。
以上、協会も行政との連携を図ってまいりますので、これから到来する豪雨の季節に向けて、各企業も浸水対策に準備を怠らないようお願いします。